日本の伝統を守り続ける小さな働き者! ニホンミツバチの秘密
ニホンミツバチってどんなハチ?
セイヨウミツバチとの違いは?
「ハチミツ」と聞くと、黄色くて甘い液体を連想する人が多いかもしれません。でも、ハチミツを作るハチは、実は色々な種類がいるって知っていましたか?今回は、日本古来から生息している「ニホンミツバチ」と、世界中で広く飼育されている「セイヨウミツバチ」の違いをご紹介します。
セイヨウミツバチ
見た目: 黄色みがかった体に黒と黄色の縞模様があり、ニホンミツバチよりも少し大きいです。
性格: 比較的攻撃的で、巣を刺激すると刺されることがあります。
巣: 人工的な巣箱での飼育に適しており、養蜂家によって大規模に飼育されています。
蜂蜜: 水分が多く、あっさりとした味の蜂蜜を作り、大量生産に向いています。
ニホンミツバチ
見た目: 黒色の体に黄色と黒の縞模様が特徴で、セイヨウミツバチよりも少し小柄です。
性格: 温厚で大人しい性格ですが、巣を攻撃されたり、危険を感じると集団で敵を熱殺する習性があります。
巣: 木の洞や岩の隙間など、自然の空洞を巣にすることが多く、人工的な巣箱での飼育は少し難しいとされています。
蜂蜜: 少し琥珀色がかかった濃厚な蜂蜜を作り、風味も独特です。セイヨウミツバチの蜂蜜と比べて、ミネラルが豊富なのが特徴です。
ニホンミツバチの生態
~一生懸命働く小さな命~
ニホンミツバチの一生は、
女王蜂、働き蜂、雄蜂の3種類に分かれます。
女王蜂
巣の中で卵を産み、新しい働き蜂を育てます。 働き蜂: 巣の掃除、幼虫の世話、蜜を集めるなど、様々な仕事をこなします。
雄蜂
女王蜂と交尾をすることが主な役割です。
働き蜂
一生のうちに様々な仕事を経験します。生まれてすぐは巣の掃除や幼虫の世話を行い、その後は蜜を集める仕事に移ります。蜜を集める際には、花粉団子を足に付けて巣に持ち帰ります。
ニホンミツバチの現状と保護活動
近年、ニホンミツバチの数は減少傾向にあります。その原因としては、都市化による生息環境の減少、農薬の使用、セイヨウミツバチとの競合などが挙げられます。 ニホンミツバチの減少は、日本の生態系に大きな影響を与える可能性があります。そこで、ニホンミツバチを保護するための様々な活動が行われています。
巣箱の設置
ニホンミツバチが安心して暮らせる巣箱を設置し、生息数を増やす。 蜜源植物の栽培: ハチが蜜を集めやすい花を植えることで、餌となる蜜を増やす。
ニホンミツバチは、日本の自然の中で長い年月をかけて進化してきた貴重な昆虫です。私たち人間は、ニホンミツバチの生態を理解し、保護活動に協力することで、この小さな働き者を未来へとつないでいくことができます。

画像引用元:はい、やっこです!!

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